「バイクで交差点に進入した際、右折車に接触されてしまった。人身事故になるが、バイク事故の特徴はなにかあるのだろうか。」
「バイクで走行中、後続車にあおり運転をされ、転倒してしまった。後続車はそのまま走り去ってしまったが、損害賠償請求できないものだろうか。」
ライダーの方のなかには、このようにバイク事故に遭われてしまい、お悩みを抱えていらっしゃる方が数多くいらっしゃいます。
このページでは、交通事故にまつわる数多くのテーマのなかから、バイク事故に焦点をあてて、説明してまいります。
■バイクの特徴とバイク事故
バイクは、風を感じてツーリングを楽しむことができる乗り物で、日本では多くのライダーがバイクの運転を楽しんでいます。
一方で、バイクが巻き込まれる交通事故も後を絶たないことも事実です。
特にバイク事故では、軽微な接触であっても、搭乗者が大きい怪我をしやすいという特徴があります。高速道路などでは死亡事故も数多く発生しています。基本的に室内空間がある自動車と異なり、バイクには体を守るものがないことが理由です。近年はバイクに乗る方に向けの救命胴衣のようなエアバッグが販売されていますが、着用率は高くなく、依然として重大事故が多い状態です。
また、4輪の自動車は自立しますが、当然ながら2輪のバイクは自立せず、走行中も不安定になりやすくなっています。
このほか、バイクはその大きさが自動車より小さいため視認されにくいことも挙げられます。
以上のように、バイクは事故に巻き込まれやすい特徴と、事故に遭った際に大きな怪我を負いやすいという特徴がある乗り物なのです。
■バイク事故の過失割合
バイクと乗用車の事故の場合には、乗用車の過失割合が一定の割合で高くなるようになっています。
これは、先述したようなバイクの特性を加味したもので、乗用車よりもバイクの方が保護されるべき対象であるということが理由です。
逆に、バイクからみて自転車や歩行者は当然に保護するべき対象ですので、バイクと自転車や歩行者との事故であればバイクの過失割合が高くなります。
また、いくら乗用車との事故においてバイクが保護される側といえども、バイクが乗用車に追突したような事故では、乗用車が急ブレーキを踏んだといった事情がない限り、当然にバイクの過失割合が高くなります。
バイクは楽しい乗り物であると同時に、危険な乗り物でもあります。
後遺症がでてしまったり、死亡事故となってしまったりすることもあり、事故後の生活を再スタートさせるためには、損害賠償請求が重要になってきます。
加島法律事務所は、名古屋市を中心に、あま市、津島市、尾張旭市などの愛知県内はもちろん、岐阜県、三重県で広く活動しております。
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バイク事故
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